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07/02/14 柳家喬太郎 独演会 ~もったいない愛~

公演名
柳家喬太郎 独演会 ~もったいない愛~
会場
なかの ZERO 小ホール
日時
2007年2月14日 17:30~
演目
徳ちゃん(開口一番)
柳家喬之助
転宅
柳家喬太郎
ミニライブ
ペーソス
鬼背参り
柳家喬太郎
感想
バレンタインデーに「もったいない愛」というお題をプロデューサからもらっての独演会ということです。
徳ちゃん
今年の3月で真を打つとのこと。今回のは、ごく軽く演じていました。古典かなとも思うのですが、題名からだと新作のようですし。
転宅
この噺は、小三治さんのが好きなんですよね。喬太郎さんでは初めてです。
やはり、女性の描き方では、喬太郎さんがそれっポイですよね。泥棒は小三治さんがとぼけた味があるかな。
ペーソス・ミニライブ
ペーソスは3回目かな。淡々と進めていくのは相変わらずで、やっとなれてきた感じで、おもしろくなってきました。
鬼背参り
時代背景は、江戸時代ですが、どうも新作のようです。傑作だと思います。
喬太郎さんの新作で、男女の愛が描かれる一連の人情ものにつながるものだと思います。
はじめ、怪談かなと思ったのですが(本当怖かったです)、最後は、女性のいじらしさに胸が打たれような人情物になっていました。こういうのは、喬太郎さんの独壇場ですね。
ストーリーとしては、情人と駆け落ちした若旦那が、ふられて江戸に帰って来て、なじみの幇間に会いに来たところから始まります。
じつは、この若旦那、恋人がいたのですが、それを捨てて玄人女と駆け落ちしています。幇間にその恋人を消息を聞きます。
幇間がいうには、恋人は若旦那に捨てられたのを苦にし、恋い焦がれて死んでしまった。あまつさえ、死に切れずに「鬼」になってしまったとのこと。
このあとは、「鬼」になってしまった恋人をどうするのかと、いう展開になるのですが、これは、陰陽師の安倍晴明の有名な鬼になった女のエピソードを下敷きにしています。実際、幇間が安倍晴明の子孫という設定になっています。
最後の最後で、なぜ恋人が鬼になってしまったのかが、詳らかになるのですが、おもわず泣きそうになりました。
これは、実際に聞いた方がいいです。古典になる噺だと思います。本当に喬太郎さんはいいですよね。

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