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07/09/24 SWAクリエイティブツアー

公演名
SWAクリエイティブツアー
会場
新宿明治安田生命ホール
日時
2007年9月24日 14:00~
演目
明日の朝焼け ~たかし、11さいから還暦まで~

三遊亭白鳥
春風亭昇太
林家彦いち
柳家喬太郎
感想

SWAははじめです。個々の人たちは見ていて、お気に入りなのでSWAをみることは念願でした。
今回は、今まで書いてきた複数の作品を一つの物語にするというものでした。「たかし」という人物の小学校の卒業式前日から、還暦を迎えるまでの物語です。

三遊亭白鳥
11歳の小学校卒業式前日のはなし。初恋の人への告白という、どう見ても、白鳥さんとは相いれないシチュエーションですが、今回の物語のもうひとりの主要登場人物である、おばさんが絡んではちゃめちゃな展開になります。
白鳥さんが演じるおバカな子供はやはりおもしろいですね。おばさんのキャラクターもしっかりと紹介できていました。
春風亭昇太
結婚後7年目のはなし。まだ新婚気分が残って、いちゃいちゃしているのを周りからおかしいといわれて、ぎくしゃくするところが描かれます。
ここでは、上司の部長のキャラクターが昇太さんらしくて楽しめました。
おばさんは、出てきません。
林家彦いち
中年の危機。亭主(たかし)はリストラの危機に陥り、奥さんは、大音量をあげる人、渋柿を投げてくる隣人などにあって、夫婦のコミニュケーションがとれなくなって、危機を迎えています。
そんな中、何の拍子か、猿かに合戦の登場人物(臼)になってしまい、それを通して、自分だけが苦しいのではなく、みんなが一所懸命に生きていることを悟ります。
彦一さんは、下手すると暗くなってしまいかねない、はなしをうまくこなしていました。
おばさんは、牛のくそ役で出て、重要な助言をしています。

柳家喬太郎
還暦の日に、赤ちゃんちゃんこを着せられて不機嫌になっているたかしからはなしが始まります。老人扱いが気に入らない様子。結局、初任給で買った背広を着て、外に飲みに行きます。
その後、大学時代からの友人と会って、想い出の詰まった背広を白線流しよろしく、隅田川に流す描写が挟まっていきます。
初老のサラリーマンをやると、喬太郎さんの独壇場ですね。センチメンタルな結末に向かって全体のはなしのまとめをやりのけます。
最後の最後で、おばさんが出てきて、はなしを締めくくります。

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07/09/21 立川談春 独演会

公演名
立川談春 独演会
会場
練馬文化センター 小ホール
日時
2007年9月21日 19:00~
演目
黄金の大黒
立川らく次
紙入れ
立川談春
仲入り
九州吹き戻し
立川談春
感想

めずらしく、談春さんが遅れたので、らく次さんがつなぎをやっていました。
といっていたのですが、らく次さんのまくらで紹介していた、紀伊國屋ホールでの二つ目昇進披露開催が、談春さんの尽力でできたことや、談春さんのまくらでの話をつなげると、どうも普段はやらない、開口一番をらく次さんにやらせるための、言い訳としたのではないかとも思います。

黄金の大黒
立川流のお家芸らしいです。初めて聞きました。らく次さんも初めてです。
二つ目になったばかりとのことですが、うまかったですね。まくらで、談春さんの尽力のおかげで、二つ目昇進披露を紀伊國屋ホールでできた経緯を披露していました。
その時の談春さんの様子をまねていましたが、そっくりでした。
この噺は、いろいろな登場人物が出てきて、その演じ分けが眼目のようです。らく次さんの噺は安定して聞けました。将来が楽しみです。
紙入れ
談春さんのおかみさんはやはりいいですよね。だらしのない男をよゆうしゃくしゃくであしらう様子が、目の当たりに感じられました。
九州吹き戻し
なんと、九州吹き戻しを聞くことができました。生で聞いたのは初めてです。CDで聞いていて、いちどいいから生で聞きたいと思っていたので、非常に楽しめました。
東京でやるのは、3年ぶりとのこと。
とにかく、調子よく語っていくのをきいて堪能しました。

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07/09/19 第一回 東京ミッドタウン能狂言 第一夜

公演名
第一回 東京ミッドタウン能狂言 第一夜
会場
東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン芝生広場
日時
2007年9月19日 19:00~
演目
三番三(さんばんそう)
三番三
茂山正邦
千歳
茂山茂
仁王(におう)
何某A
茂山千五郎
何某B
茂山千三郎
参詣人
丸石やすし
松本薫
茂山童司
佐々木千吉
茂山千之丞
蝸牛(かぎゅう)
山伏
野村萬斎
髙野和憲
太郎冠者
石田幸雄
感想

東京ミッドタウンははじめていきました。といっても芝生広場にしかいかなかったので、どういう具合になっているのかはわかりません。
雨が降りそうだったので心配だったのですが、何とか持ちました。曇りだったので、残暑も去ってくれて、気持ちいい風が吹いていて、虫の声が聞こえて、雰囲気は非常によかったです。

三番三
舞踊は苦手なのですが、少しずつなれてきていますね。
今回は、気持ちのいい野外で鑑賞できて、楽しめました。
仁王
参詣人のアドリブの請願が聞きどころ。茂山家の人たちの自然に出てくるおもしろさが感じられてよかったです。
蝸牛
和泉流の狂言は、ほとんど見ていないんですよね。特に、野村萬斎さんは、狂言以外の活動も盛んにされていて、そちらに(こちらが)気を取られて、なかなか狂言を見ることができていません。
今回は、お気に入りの「蝸牛」を見ることができて楽しめました。
萬斎さんの山伏は、厳めしさを表にだして、太郎冠者をからかうときとの差が強調されていて、「ああ、やはり茂山家とはちょっと違う感じだな」と思いました。

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07/09/11 志の輔らくご ひとり大劇場

公演名
志の輔らくご ひとり大劇場
会場
国立劇場 大ホール
日時
2007年9月11日 19:00~
演目
バールのようなもの
立川志の輔
八五郎出世
立川志の輔
仲入り
政談月の鏡
立川志の輔
感想

国立劇場の大ホールを使っての独演会です。開演前は、舞台中央に今日の公演名の垂れが出ていたのですが、好演かい枝と同時に回り舞台が回転して、高座が出てくる趣向で始まりました。
トリは、今では口演されていない円朝の人情者を取り上げていました。

バールのようなもの
初めて聴くものでした。演目名がわからなかったのでちょっと調べてみたら、清水義範原作のもののようです。
基本的に、根問い物のフォーマットにのせていました。
八五郎出世
談春さんがやったときは、妾馬といっていましたね。比較すると、談春さんのほうが、お母さんの演技がすごくいいんですよね。対して、志の輔さんは、大家さんがいいですね。
八五郎は、談春さんのほうが、江戸っ子らしさが出ているかな。
政談月の鏡
円朝作の本当は、人情噺らしいもののようです。まくらで、円朝のものとしては、今一つの出来であるといっていました。それを、落語にはあまりない「24」ばりのサスペンス物として演出できるのではということで、今日初めて演じるといっていました。
だいたい3~4組の登場人物のはなしが、はじめはバラバラに語られ、最後に町奉行がまとめ上げるといった構成で、この間やった、牡丹灯籠と同じような構成です。
もともとは、最初に毒酒を飲んで死んでしまう、小間物屋の女房、お梅の敵討ちが軸になるようなのですが、今回のものは、24と同じように、それぞれの登場人物の筋を同時進行的に描写していく趣向を取り入れていました。
これがすごくおもしろかったですね。落語なのかなといわれると、ちょっと考えてしまいますが、とにかくお話としてわくわくさせられました。

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