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10/12/22 ラクエン! #rakugo

公演名
ラクエン!
会場
天王洲 銀河劇場
日時
2010年12月22日 19:00~
古典落語「抜け雀」 柳家喬太郎
基本的にごくオーソドックスな形でした。通常と違うのは、屏風を買う藩主の名前を明示したこと。これは、この物語の主人公だから。
ここでは、藩主のキャラクター描写はありません。ただ、使者に立つ侍が、二千両もの出費に乗り気でないことを匂わせます。
演劇「籠の中の若殿」 作・演出 松村武
抜け雀の屏風をかった大名の若殿の物語。ラクエン!の主人公(と思いました)。いろいろな制約の中で、息を抜けるのが抜け雀と遊ぶだけ時だけの若殿。それに没頭してしまった若殿はとうとう屏風に取り込まれてしまう。
そのうち、藩が危険に落ちたときに、若殿が出てきて危機を救ってくれるという伝説が。幕末になって、幕府に攻めこまれ伝説が現実となって、反撃したが及ばず。屏風は焼けたかに見えた。
新作落語「大屏風様の誕生」 柳家喬太郎
抜け雀の宿は、無一文の絵師と経師屋だけが集まるところになっていた。今日も腕を頼む若い経師屋が、今までの経師屋がつくってきた屏風を解体し再構築して、巨大な屏風を作った。これが意思を持つようになり、若い経師屋をも飲み込んで、妖怪化して大屏風様となってしまう。
演劇「屏風をめぐる諍い」 作・演出 松村武
明治時代、珍品ばかり狙う窃盗団、青銅の親方、愛人、子分の三人組が、しゃべる屏風の噂を聞きつけ、探しだす。情報提供者二人と一緒になった五人組で屏風の墓場に向かう。そこにいたのは、妖怪化した大屏風。言葉巧みに青銅一家を仲間割れにしようとする。一旦は乗せられてしまうかに見えたが、最後は一丸となって、小お病日に向かって戦う青銅一家。しかし最後は、相打ちになってしまったか。
新作落語「復讐の大屏風」 柳家喬太郎
早めのクリスマスプレゼントをやり取りしている若い男女のカップル。二人は、抜け雀伝説を研究しているゼミの大学生。女学生の住む地域では、古屏風だけをねらる泥棒が横行していた。その夜、女学生が眠っているところに何者かが訪れ、不思議な力で誘い出されてしまう。
女学生の部屋を調べる教授と学生、教授は雀の死体を発見する。その雀を持った手には墨がつく。それを見た教授は、拐われた女学生がいるところに当があるという。底に向かう二人。ついたところは、あの屏風の墓場だった。実は、男子学生は、以前そこの伝説の抜け雀の屏風らしい者の前で倒れていたのだ。実は焼けたと伝えられていた抜け雀の屏風は無事であり、男子学生には屏風にトリ噛まれていた若殿が乗り移っていた。
復活をかけた大屏風が、若殿を誘い出すため、女学生をさらった。意識を取り戻した若殿と大屏風の戦いが始まる。取り込まれていた青銅一家も呪縛から解き放たれ戦いに参戦。男子学生から抜け雀の屏風に戻った若殿が、大屏風と相打ちになって、ついに大屏風が倒された。

以上、いいかげんに、舞台の粗筋を書いてみました。演劇の方は、パンフに書かれていた題名です。新作の方は、題名が付いていなかったので、話しの筋を表すものをつけてみました。

落語と演劇のバランスは、割と落語がしっかりしていました。その分、演劇のほうが、筋をすすめるためのも時間がとられたかなという印象が残りました。それでも、最初の若殿場面は人ときてしまいました。
二幕目の青銅一家も典型的ではありますが、わくわくしてしまいました。

喬太郎さんの落語は、一つ目の新作が、古典アフターのテイストがあり、独立した形で、抜け雀その後として、やれるじゃないでしょうか。
二本目は、怪奇大作戦の味がありますね。実際、大屏風との戦いでは、羽織りを前後逆に着て大屏風を表現して、サスペンフルな描写をしていました。戦いの場面で、恩田えりさんが、東方怪獣映画の音楽を弾いていたのがツボに入りました。

総合して、落語と演劇のコラボレーションがうまくいったかどうかは、良くわかりませんが、大変楽しいもだということは間違いありません。いいものを見ることができて大満足です。

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受信: 2010年12月24日 (金) 21時15分

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